12月19日に放送された「SMAP×SMAP」は年内で解散するSMAPのラストとなる「ビストロスマップ」の放送だった。
ラストのゲストはメンバー全員が公私ともに親しいタモリをゲストに招き「タモリさんに食べさせたい料理」を用意。木村&稲垣ペアは梅干を使ったさっぱりとしたしゃぶしゃぶに羽根付き餃子、草なぎ&香取ペアはタモリの好物であるそばとサバを使ったフルコースを振舞った。
今回の放送は「ビストロスマップ」の最終回であり、SMAP全員が揃う最後のスマスマで湿っぽい雰囲気で行われるかと思いきや、タモリの采配で全員で食卓を囲んでビールで乾杯するという和やかな雰囲気で終わった。ところが、一部のSMAPファンの間では「ビストロ」のなかで「SMAP解散事件」の惜しむような演出があったのでは? と大きな話題になっている。
注目されたのは各チームの作った料理をナレーターが紹介するVTRである。
美味しそうな料理が続々と映し出されるお馴染みのシーンだが、今回は出来上がった料理の下には小道具としてトランプが敷き詰められていた。このトランプというのは、これまで期間限定で催されていたSMAP SHOPだけでしか販売されていないものだ。そして、ジャックとジョーカーだけが絵柄を上に向けていた。
4枚のジャックと1枚のジョーカー・・・そうなのだ!これはトランプゲーム『51』の最高の手であるカードの組み合わせである。他にもクイーンやキングを各4枚とジョーカー1枚でも51にはなるのだが、お気付きの通りジャックとジョーカーのイニシャル『J』はジャニーズの頭文字でもある。
あくまでも想像の域を出ないが、「スマスマ」番組スタッフは、この5人のケミストリーがあってのSMAPと、そしてこの5人がいかに素晴らしいのかを暗にこの番組のファンへと伝えたかったのだろう。
このように多くの視聴者が見逃してしまうような微細な演出にも凝っていた番組がとうとう終わってしまうのは非常に残念である。また当の本人たちの解散についても多くの国民はやるせない思いでいっぱいかと思われる。
しかし、解散したからといっても彼らが芸能界から急にいなくなるわけでもない。そして、この『51』最高の手であるような5人のヒストリーは将来もずっと語り継がれるに違いない。
5人各々の幸運を祈りたい。
(ミッチェル横山 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)