手塚治虫といえば日本を代表する「漫画の神様」であるが、それと同時に生前はテレビ出演のもっとも多い漫画家のひとりであった。
コメンテーターはもちろんのこと、自身が原作のドラマにチョイ役で出てみたり、漫画とは関係のないワープロのイメージキャラクターになったり、「オールナイトニッポン」のパーソナリティを担当してみたり・・・・。
というのも手塚治虫はとにかく目立ちがり屋の性格であったという。
漫画家になる前はよく通る美声で有名で演劇活動やアナウンサー試験に受験し合格(!)しているところを見ると漫画以外の芸能活動もまんざらでは無かったようだ。
1983年10月6日に放送されたNHK番組『この人手塚治虫ショー』では出演のほか手塚治虫の歌う『鉄腕アトム』が初披露という大サービスぶりを発揮した。
ピアノの名手として知られる手塚治虫だけに歌もさぞかしうまいのでは・・・と期待されたが、実は言うほどではなかったのはご愛嬌。
(ミッチェル横山 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
鉄腕アトム