弊社所属であり、オカルト関連のニコニコ生放送の発信者でもある藍上。彼女は霊感はないと自称しているが、それでもオカルトや心霊関係の些細な出来事を何度か体験しているという。
彼女は主に旅先で奇妙な出来事に遭遇することがあり、特に心霊スポットや不気味な場所に行った際に、同様の「ふくらはぎをつままれる」ことを何度か経験していたという事を前回紹介した。
中でも彼女が記憶に残っているのは、石川県の不思議スポットとして有名なハニベ岩窟院に家族と共に旅行した時の話だという。
ハニベ岩窟院は広大な敷地に複数の神社、祠が並んでいる場所で、特に洞窟の中に独特のセンスのコンクリート像が並ぶ地獄巡りで有名だ。
彼女らがこの場所に入ってしばらくして、水子堂があるのを見つけたのだが、そこの扉が10センチ程度開いていたのが気になったという。
まるで誰かが祠を開けたような感じだったので、気になって扉を閉めてから水子堂を後にした。だが、その直後に彼女のふくらはぎを何者かがつまんできたというのだ。
勿論姿は見えないが、確かに小さな人の手が触れている感覚があり、それはハニベ岩窟院の中を歩き回っている最中ずっと離れなかったという。
そして、ぐるっと回って最後に再び入り口の近くにある水子堂に近づいたとき、確かに閉めたはずの水子堂の扉が再び10センチほど開いていたのが見えたのだという。
誰かが開けたのか、立て付けが悪かったのかという可能性が考えられたが、扉はしっかりしたものであったし平日であったこともあって彼女ら以外に客は一人もいなかったという。
彼女は手の主について、やはり子供の霊だったのではないかと考えている。ちょうどつかまり立ちした頃の赤ちゃんであれば、大人ふくらはぎに小さな手が届く高さであるからだ
(取材協力:藍上 / 田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)