芸能界でかねてより薬物使用疑惑が囁かれていた某大物お笑い芸人のTだが、死後、実は「薬物を使ったことない」ことが明らかとなる珍事件があった。
某大物お笑い芸人のTはいわゆる「ビッグマウス」が有名で、自ら「シャブの打ち方を教えてやる」放言し「若い頃はヒロポンを打っていた」と腕に注射器の針を刺すマネをしていたらしい。
ところがTの先輩である芸人MはTが注射器を扱うフリを見て『これは素人だな』と見抜いたということだ。
Mが語るには、昔のヒロポンはドロドロしていて指の力だけでは体に注入できず、手のひらで注射器を押す必要があったこと、また戦後に普及していた注射針があまりに太かったために、刺す場所は血管の一番太い肘あたりというのがほぼ常識だったからだ。
Mの言う通り、Tは薬物はおろか、若いころはタバコすら吸えなかったことが判り、この件はTの実に大人げないブラフだったことが判明した。
(文:空桶右太衛門 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)