先月22日、欅坂46が横浜で行ったコンサートで着用した衣装が「ナチスドイツ」の制服に似ているという指摘が起き、アメリカはロサンゼルスに本部を置くユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が31日、声明を発表した。
それをうけて、綜合プロデューサーの秋元康氏が謝罪する結果となった。
海外、欧州ではかつて非道を行ったナチスドイツに対する反感は強く、また戦争に至るまでの恐怖の記憶から、ナチスドイツにちなんだ都市伝説も多数存在している。
有名なものが、都市伝説としてしばしば噂される「ラストバタリオン」、ナチスドイツの「超人兵団」とも呼ばれる最強の軍隊である。
1945年、敗色濃厚になったドイツにて、アドルフ・ヒトラーは国内向けのラジオ放送を行う。
俗に「ヒトラー最後の演説」と呼ばれるものであり、本来は3~40分はある長大なものだったが、現在は断片状になった数分分しか残っていない。そこにはヒトラーの予言とも思える発言が残されているのだ。
ヒトラーは敗色濃厚なドイツの現状を述べた後、米ソが1990年代頃まで対立を繰り返すこと、次第に世界中に混乱が広がっていき、東西の戦争が再び起きることを示唆する。
彼はこのシナリオを描いているのはユダヤ国際資本だと指摘し、最終戦争の際にナチスはラストバタリオンを率いて蘇る…というものである。
この演説は敗色濃厚な時に行われたもののため、現在では戦意高揚とプロパガンダの意味合いが強いと考えられているが、演説で述べられた未来の国際情勢が現在と非常に似ているため、ラストバタリオンの存在を信じる人は今でも少なからず存在している。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)