オカルトやUFO、UMA関連の話題では、数年前にネットを騒がせたものが再び出回って注目されるという事がよくある。
少し前に話題になったものが、テレビなどで衝撃映像として取り上げられることも多い。
それは日本だけではなく、海外でも同様のようだ。
こちらの写真はアメリカはコロラド州にて、カメラマンが撮影したとされている謎多き未確認生物の姿を捉えたものだ。
夜の庭で、街灯の光を受けてオレンジ色と緑色に光る謎の半透明の生物が浮かんでいる事が解る。体の模様なのだろうか、生物の表面には奇妙な斑点がある。まるでアメーバや魚のエイのようなシルエットだ。
この謎の生物はカメラマンの庭に夜になると現れるようで、普段は肉眼では見えないのだがシャッターを切ってみると出現するという。
当然、このような生物の報告例や目撃例は今までにないため、本アトラスでも何度か紹介している「スペース・クリッター」や新種の未確認生物ではないかとするUMA研究家も存在している。
だが、この写真や撮影される環境をを見て気が付く人もいるのではないだろうか。そう、この「生物」は恐らく庭に設置されたライトによって生じたただのレンズゴーストにしか過ぎない可能性が限りなく高いのだ。まがりなりにも撮影者はプロのカメラマンなのだが、あまりに珍しい色と形だったために未確認生物と早合点してしまったのではないだろうか。
日本のオカルト関係の書籍では、この写真を未確認生物として堂々と紹介しているものもあるために注意が必要である、とは本アトラス監修である山口敏太郎氏の弁である。
なお、この写真については撮影された場所や日時が情報によってまちまちなものでもある。
恐らく、初出として一番正確なものは2011年3月25日深夜にアメリカはテネシー州にて撮影されたというものだ。UMAを捉えた写真としては非常に珍しいタイプのものなので、ネットに上がるたびに細かい所が変わっていってしまった物ではないかと思われる。
UMAやUFOの写真や動画に関しては、このように情報が大きく変わってしまう物もあるのだ。
(監修:山口敏太郎 テキスト:加藤文則 ミステリーニュースステーションATLAS編集部))