9月26日午前10時頃、東京から広島に向かっていた東海道新幹線「のぞみ103号」内で体長30センチほどのヘビが出現、車内が騒然となる自体が発生した。
ヘビは中央付近にある窓側の座席に巻き付いた状態で発見され、座席に座ろうとした乗客が乗務員に通報したという。
JRでは人に危害を加える恐れのあるヘビは持ち込みが禁止されていて、車内放送で持ち主を探したが持ち主は現れなかったという。
一部報道ではヘビはニシキヘビと報じられているが、模様から見て発見されたのはシマヘビの一種ということで、無毒ではあるが牙には無数の雑菌があり気勢も荒く非常に危険な種類とされている。
なぜ、新幹線車内にヘビが現れたのかは不明だが、一部では「テレポートアニマル(瞬間移動する動物)」の可能性もあるとしてミステリー事件としても注目されている。
確かに誰かがヘビを逃がさない限り、乗車セキュリティの高い新幹線にヘビが現れることはないが、2011年7月2日には類似事件として新大阪―浜松間を走行中の新幹線車内で、中南米産のホンジュラスミルクヘビ1匹が発見されるという事件があった。
ヘビは2日間新幹線内に潜伏しており、捕獲後に所有者の男性が逮捕された。
ヘビを新幹線内に持ち込んだのは爬虫類販売業の男性で、プラスチック製の容器にヘビ4匹を入れて大阪から横浜へ帰る途中、新幹線車内で1匹を逃がしたことに気づいた。
男性は「(車内に)ヘビが逃げたことを怖くて言い出せなかった」と語っていて、この男性の身元が判明したのは事件から2ヶ月が経過した9月だったという。
今回のヘビ騒動も恐らくは何者かが逃がした結果と思われるが、所有者が騒ぎになっているのを恐れていると思われ、事件は迷宮入りの可能性が高いと見られる。
(文:望月歌寿彦 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
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