古い地層からの足跡化石は生痕化石と呼ばれ、古生物の生態を知ることのできる貴重な証拠とされている。
だが、中には奇妙な化石も発見されて話題になる。
今回中国南西部の貴州にて岩の上に発見された奇妙な足跡。見ての通り、人間の足跡なのだが人間の2、3倍はあるものなのだ。足跡は左足片方のみで、長さ約57センチ、幅約20センチ、深さは約3センチもある非常に大きなものだ。ちゃんと指や踵、土踏まずなどの部分も存在している。
この巨大な足跡を現地メディアが報道するなり大反響となり、まるでビッグフットの足跡ではないか、巨人のものなのかと海外でも注目を集めている。
同様の巨大な足跡は他の国でも報告されており、有名なのは南アフリカで発見されたものだろう。巨大な岩に刻まれたこの足跡の大きさは約1.2メートル、こちらも左足のみで現地では「神の足跡」と呼ばれている。また足の形がほっそりとしているため、「大空のプリンセス」が残したものだとする言い伝えも残っているという。
こちらの足跡は200万年前にできたものであるという結果が出ており、人の手が加えられた痕跡はないという。ただし、浸食のあとが人の足跡に見える形状になった可能性も存在するとみられている。
中国の足跡化石の場合はどうなのだろうか。類人猿のものか、はたまた自然に出来たものなのか、さらなる調査が期待されている。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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