アメリカ、インディアナ州ヘンドリック群ホワイトクリークには、幽霊が出ることで有名な「エイボンの橋」という橋が存在している。
電車が走るこの橋は1850年に建てられたのだが、補修工事の際に一度崩落している。その時、作業していた建設労働者の一人が崩落のがれきに巻き込まれ生き埋めになってしまったという。
作業していた他の労働者たちも急いで助け出そうとした。はじめはがれきの下から、生き埋めになった労働者が自分の居場所を伝えるノックの音が聞こえてきたのだが、次第にその音も聞こえなくなり、発見は間に合わなかったという。
それからというもの、この橋では夜な夜な悲鳴や壁をたたく音が聞こえるようになったといわれている。この橋は道路と立体交差しているのだが、その下の道を通るトラックの後を追いかけるようにさまよう人影も目撃されている。
この橋は1906年に再建され、以降ずっとこの場所に建ち続けている・・・未だに成仏できない幽霊の伝説とともに。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
関連動画
The Haunted Bridge of Avon, Indiana