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米国各地で発生!「化学薬品のような臭い」の奇妙な霧、政府の科学実験を疑う声

この数日間、奇妙なものが空中に漂っている。少なくとも、テキサス、ウィスコンシン、アイオワ、メリーランド、ヴァージニア、ウェストバージニア、ネブラスカ、カンザス、オクラホマ、ノースダコタ、フロリダ、そしてミネソタの一部を含む複数の米国の州で、一見異常な性質を持つ独特の霧が広範囲で目撃され、報告がされている。

目撃者の中には、霧が呼吸器系の何らかの症状を引き起こし、吐き気を催すような「化学薬品のような、焼けるような臭い」を伴っていたと訴える者もいるようだ。

フロリダで車にガソリンを入れている時に霧に遭遇したある女性は、「1時間も経たないうちに、3時間くらいくしゃみを繰り返し、目が腫れあがったんです」「とても暖かくなり、熱があるように感じ、胃も痙攣してきたんです」と語った。

同様の状況はカリフォルニアとカンザスでも報告された。

「ここカリフォルニアでは、ここ数日異常な霧が発生しています。変なにおいがしているのを、もう何ヶ月も前から気になっていました。鼻がヒリヒリするんです。空からの総攻撃を受けているような感じです」とある住民は語った。

この現象は瞬く間にソーシャルメディアで拡散され、何千人ものユーザーが、この霧は政府の秘密実験のような不吉なものかもしれないと、”陰謀論”を示唆。

信じられないことだが、このようなことは1950年に実際に起こっていた。「シー・スプレー作戦」として知られるプロジェクトで、アメリカの都市が生物兵器に対してどの程度脆弱かを調べるために、意図的に大量の細菌がサンフランシスコ周辺に散布された。

とはいえ、そのようなことがここで行なわれている可能性は極めて低い。むしろ、この霧はソーシャルメディア上での陰謀論の拡散によって誇張された、単なる自然現象にすぎない可能性が高い。

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【文 にぅま】

dae jeung kimによるPixabayからの画像