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火星探査機が奇妙な頭蓋骨のような物体の撮影に成功していた…その正体とは

NASAが先日、公式サイトで公開したある画像がある。

このNASAが「今週の画像」として取り上げた写真には、頭蓋骨のような人間の顔(大きな空の眼窩、鼻、口がある)が、ほこりの中に横向きに横たわっている様子が捉えられている。

画像を見た人々からは「まるで宇宙人の頭蓋骨のようだ」とする声もあり、中には1980年代のイギリスの子供向け番組『トラップ・ドア』に登場するしゃべるガイコツのキャラクター、ボニに似ているという意見も存在するようだ。

ともあれ、実際にはこの「顔」は何の変哲もない岩にすぎず、パレイドリア(抽象的なパターンの中に意味のある形を知覚する人間の脳の傾向)であたかも人の顔のように見えただけの可能性が高い。

不毛の大地が広がる火星には不規則な形をした岩や岩の露頭、その他の地質学的特徴が散らばっているため、火星のあちこちでパレイドリア現象が確認できる場所であることが証明されたとしても、驚くにはあたらないだろう。

ちなみに火星では、これまでにも巨大なカニ、さらには『マペッツ』のビーカーの輪郭に至るまで、長年にわたって様々なものが「発見」されてきた。

1970年代にNASAのヴァイキング探査機が火星のシドニア地方上空で撮影した「火星の人面岩」ほどインパクトのあるものではないかもしれないが、9月27日パーシヴィアランス探査機が発見したこの「顔」もまた、見た人の心に強い印象を与えたのは間違いないだろう。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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