8月23日放送の『私のバカせまい史』(フジテレビ毎週木曜よる24時25分)は、霜降り明星・せいやが水族館のラッコ減少史をひも解いた。
振り返るのは、遡ること1984年、この頃コアラとラッコがブーム。バカリズムも「覚えている!あったあった!」と懐かしむ。
すると、せいやは「ブームから40年。今、このままでは水族館でラッコが見られなくなる危機に瀕している」と警鐘を鳴らす。
コアラ、パンダに並ぶポテンシャルを持つラッコが今何故危機なのか?
ラッコ専門家の吉川美代子さんの考察は以下の通り。
①アメリカからの(ラッコ)の輸入がストップ
1989年のアラスカの原油流失事故によりラッコが推計3500~5500頭のラッコが死亡。同年、アメリカ政府がラッコを国外に出すことを禁止。ラッコを輸入に頼っていた日本には痛手。
②水族館生まれのラッコの生殖能力の低下
2代目3代目4代目となると、皆姻戚関係になってしまい生殖能力が落ちていくために生存数が右肩下がり。
③飼育にお金が掛かる
野生のラッコは一日に自分の体重の3倍の餌を食べる。そして大好きなエサは、なんとウニ、アワビ、タラバガニという贅沢品。好きなエサだけを与えたら一日5万円はかかるそうだ。
ここで、せいやが餌についてこう語る・・・
「コアラ1頭約800万円。パンダは年間約600万円。なのにラッコだけが高いと言われ減少している。これ陰謀だよね。コアラとパンダだけ贔屓されている。これフリーメイソンの動物なんだよね」と冗談めかす。
続けて「ラッコはイカも食べてくれるのだが、それが人気の逆効果。みんなは《貝を割るシーン》が見たいから。(芸人で言うと)あのネタが見たい、あの漫才が見たい、なのに違うからアレ!?ってなっちゃう。変なリズムネタやりだすみたいな」と言及。
更にラッコがコアラ、パンダと違いキャラクター化出来なかったこともラッコが減った要因の一つと語る。
例として、コアラのマーチ!せいやは「コアラを見たことない人もコアラってかわいいと認識する」と解説。パンダに至っては、たれぱんだ(1999年ごろブームだったキャラクター)など・・・
ここでせいやが自身が気付いたラッコが抱える大きな闇に切り込む。それは、
“ラッコにはバックにつく国がない”
せいやは「なぜパンダやコアラは順調に増殖していくか?それは国がバックについた超VIPアニマルだから。コアラはオーストラリア、パンダは中国。すごく丁重に扱われている。繁殖も日本の国単位と違い、国を超え、世界規模で繁殖計画を立てている。ラッコにはバックにつく国が居ない。アメリカにもイマイチ可愛がってもらえない。《ラッコはフリー》なのです。ラッコは事務所持ってないのですよ!コアラとパンダは大手事務所所属」と力説。
すると、バカリズムから「エージェント契約なのだね。良くない契約かも」、さらば青春の光・森田哲也も「良くない代理人がついている」とせいやの冗談めかした陰謀論に笑いながらも理解を示した。
最高122頭いた、国内に生息するラッコは現在、僅か3頭!しかも内2頭は兄妹、そして残り1頭は繁殖年齢を過ぎたメス。この3頭からの赤ちゃんは望めない状況であり、「ラッコが見られなくなる日も近い!」とせいやは強調した。
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8月29日(木)24:25〜📺— 私のバカせまい史【公式】 (@bakasemai) August 22, 2024
(辻伊織 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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