北米大陸を代表する未確認生物のビッグフット。目撃証言は各地で報告されているのだが、この度、ペンシルベニア州のあるコミュニティがビッグフットを「公式の未確認生物」にすると認定、ビッグフットの故郷と呼べる場所ができたようだ。
13日火曜日、同州デリー地区市長グラント・ナイスリー氏はビッグフットに崇高な称号を与えることに加えて、同地区をサスカッチの保護区とし、この愛すべき生き物を傷つけたり捕獲したりすることは違法であると宣言。
今回の宣言は驚くべきものではなく、実は以前から地元当局は「今年の夏の初めに、デリー地区を超常現象地図に載せるための方法としてビッグフットを受け入れるさまざまな方法を検討している」と示唆。この目的を達成するために、新しく発表された宣言にてこの地域を「神秘的なチェストナットリッジへの入り口」と指定、前述した様々な規定を定めた。
なお、チェストナットリッジはペンシルベニア州でも昔から奇妙な伝説が囁かれていることで有名な地域。
「ビッグフットを私たちの公式の未確認生物として宣言し、デリーを保護区として確立することで、私たちは地元の民間伝承と私たちのコミュニティをユニークなものにする豊かな歴史を受け入れています。この宣言はデリーとチェスナットリッジという、未知のものに興味をそそられる人たちの目的地となった物語や目撃情報の数々世代を尊重するものでもあります」と議会の副会長ネイサン・バンディはプレスリリースで述べている。
今回の公式宣言により、デリー・ボローは、近年ビッグフットを受け入れてきたアメリカ全土のコミュニティの一員に加わることとなった。
ちなみにビッグフットの聖地を名乗る場所はアメリカ国内には多数あり、ニューヨーク州ホワイトホール、テキサス州ジェファーソンからアラバマ州エバーグリーン、ノースカロライナ州マリオン等、検討中の地域も加えればかなりの数に上る。
こういったコミュニティが増えるにつれ、とらえどころのないビッグフットがついに姿を現してくれるのでは、と嘆願する住民は多い様だ。
Photo credit: Tim @ Photovisions Nebraska on VisualHunt