事件

「連続殺人・木嶋佳苗に学ぶ恋愛講座①」

2009年に発覚した首都圏連続不審死事件の犯人、木嶋佳苗。彼女に貢いだ男性達が次々と不審死を遂げたため明らかになったこの事件というのは、同時に5人以上の男性と交際、そのうち3人を殺害したとされ、また現在は獄中結婚までしている。貢がせた額は総額1億円以上だともいわれている。

「名器」発言で世間を騒がせた彼女。しかし決して美人とはいえないその容姿なのに、いったい何が男性陣を彼女に惹きつけたのだろうか。そんな木嶋佳苗から金持ちの男を落とすテクニックをここで学んでいこうと思う。




まず、一般論として、金持ちの男性はわざわざ金目当ての不釣り合いな女をパートナーに選ばない。そこで、お金持ちの男性をゲットするのに1番大切な事は、相手と釣り合いの取れる人間になることである。つまりレベルの高い女を装えば良いのだ。その点、木嶋佳苗は自分をいい女風に見せる天才だった。

まず、木嶋佳苗はずば抜けて品が良い。小太りの容姿にもかかわらず、品が良い印象を与える最大の理由は、声。彼女の公判を聞いた多くの者が「信じられない可愛らしい声をしている」と語っている。まさに鈴の鳴るような声をしていた。これに関連して、彼女は素晴らしく姿勢が良い。姿勢が良ければ発声も良くなり美しい声を出すことができる。これは簡単に真似できる点である。

さらに彼女は言葉遣いも美しく、その優しく上品な言葉遣いは現在のブログでも垣間見ることができる。これは幼少期のすさまじい読書量に由来するものだと思われる。加えて、ブログを見ていただいてもわかるように字が抜群に美しい。まずは正しい姿勢で美しい日本語を話し、書く。簡単なようで難しいことではあるが、彼女はこれを完璧にこなすことで自身を育ちの良い品のある令嬢に見せることに成功したのである。

次に、数々の恋愛指南本で言われていることだが、ギャップを見せることある。彼女はギャップの塊だ。彼女自身、「第一印象は、素朴でまじめで普通なのに、それが実際には世間の価値感からかけ離れた奔放なところが気に入られたのだと思います」と語っている。彼女の著作『礼賛』には幼少期の豪勢な暮らしぶりが書かれている。本物に触れさせるという両親の教育方針のもと、彼女は一流の食器、音楽に触れ、いわゆるお嬢様として育てられた。そんな幼少期が影響しているのだろう。

素朴な外観からは想像できない、浮世離れした豪勢で奔放な生活態度。男達はそのギャップに落とされたのだ。

しかし、貴方がそんな幼少時代を送っていないからといって落胆することはない。貴方自身の中のギャップを前面に推していけば良いのだ。また彼女の特技は、名器発言からわかるようにセックス。そして料理。これについては次回考察しようと思う。

貴方もぜひ、木嶋佳苗のモテの秘訣を自分に落とし込んで楽しい貢がれライフを、法の範囲内で送って頂けたらと思う。

(文・鵙屋まみ ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

木嶋佳苗