アメリカ・オハイオ州の女性二人組が友人の金を引き出すために、なんと亡くなった友人の遺体を銀行に持ち込んだとして大問題に発展している。
映画『ウィークエンド・アット・バーニーズ』に例えられるこの奇妙な事件は、先週オハイオ州アシュタブラ市でカレン・カスボムとロリーン・ベア・フェラロの容疑者2人がルームメイトのダグラス・レイマン氏が亡くなったことを知ったときに起こった。
警察の発表によれば、2人は無名の人物の助けを借りて、レイマン氏の遺体を「彼の車の前部座席に乗せ、それから銀行まで車で行き、そこで彼の口座から未公表の金額を引き出した」という。
2人はドライブスルー型の窓口を利用。現金引き出しのためにレイマン氏の遺体は銀行員から見えるように車に乗せられていたため、気づかれなかったと当局は説明している。
その後、2人は遺体を近くの病院に置き去りにしたという。
当初、警察は「病院に身元不明の遺体が置かれている」件で通報を受けて事件を捜査していたが、早々にライマン氏の身元を突き止めることに成功。彼の家を訪ねたところ、その日のうちに彼の遺体を “病院に預けた “2人組に出会ったという。
警察との会話で2人組は不可解にもその日銀行に行ったことを漏らしてしまい、そこから犯行の発覚に至った。
現地のアシュタブラ警察のマイク・パリンカス警部補が地元メディアに語ったところによると、彼女らが友人の口座から現金を引き出した理由は “いくつかの請求書を支払いたかった”からだったという。
銀行を訪れた理由がどうであれ、この二人は死体領得罪に該当する罪で逮捕され、更に亡くなった友人の口座から引き出された金に関連する追加容疑に直面する可能性がある。
（加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部）
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