UFO・UMA

神話の生物「火の鳥」が現代に目撃されている?!

火の鳥(フェニックス)とは、永遠の時を生き続けると言われる伝説上の鳥である。寿命を迎えると燃え盛る炎の中に身を投じ、そこから再生されて蘇ると言われており、このことから不死鳥という呼び名でも知られている。

原型は、古代エジプトの神話に登場する聖なる鳥ベンヌであると言われており、のちに古代ギリシアの歴史家ヘロドトスがアラビアに棲む鳥「フェニックス」として著書で紹介したのが最初だとされる。鷲に似た体型で金色と赤で彩られた羽を持つ鳥とされているが、時代を経てローマ・ギリシアの著述家によりその特徴は様々に変容しており、また、こうした姿の鳥の伝承は中国の鳳凰など類似したものが世界各地で確認されている。

神話あるいは伝承上の生物とされている火の鳥であるが、実際に目撃されたという事例がいくつも存在している。2018年、アメリカのイエローストーン近くにあるグランドティトン国立公園で、公園内に設置されたライブウェブカメラが、奇妙な鳥を捉えていた。


カメラに映し出されていたその鳥は、全身がまるで炎が揺らめいているような色合いをしていたのである。アメリカでは、ネイティブアメリカンの神話に登場する「サンダーバード」の伝承も残っていることから、火の鳥もしくはサンダーバードを捉えたのではないかと話題となった。一説には、国立公園は火山活動が活発であり小規模噴火も観測されていることから、噴火や山火事に巻き込まれ燃えながら飛行している鳥だったのではないかとも言われている。

また火の鳥は、日本でも目撃が報告されている。新潟県長岡市では毎年、宝徳山(ほうとくさん)稲荷大社の夜祭の日の上空に火の鳥が現れるというのだ。この祭では、11月2日から3日の深夜遅くにかけて、願い事を記した紅ローソクを大量に灯すという神事が行なわれており、その際に炎のように輝く数羽の鳥が上空を飛行するというのである。

これは、群れで飛ぶ白鳥が深夜に飛行している時、大量のローソクの炎が体色の白に反射して映し出されているのではないかとも言われているが、この祭りの時でしか見られないという報告もあるらしく詳細はわかっていない。




さらに、地球外で火の鳥が目撃されたという例がある。2014年、米航空宇宙局と欧州宇宙機関が運用する太陽観測衛星SOHOが、太陽付近にある鳥のような形状の物体を撮影したのである。鳥が翼を大きく広げたようにも見えるこの物体は、未知の生物あるいは本当に火の鳥ではないかと話題となった。

太陽近辺では、これ以前にも似たようなものが撮影されており、2012年にも鳥型に見える謎の物体が映し出されている。太陽から噴き出した火炎のシルエットではないかとも、鳥ではなくUFOではないかという意見もあるが、これについても正体は謎となっている。

火の鳥は、その姿を目撃すると幸運に恵まれるとも言われているが、その一方で中世期に悪魔として描かれたこともあり、火の鳥を召喚した者はその鳴き声を聞いてしまうと自ら火の鳥の口の中へ飛び込んでしまうとも言われている。その意味で、現代において目撃される火の鳥は、吉凶もしくは不吉の兆候として出現する未知なる生物であるのかもしれない。

もし火の鳥を目撃することになった際は、それが幸運を呼ぶものであるか不吉をもたらすものであるか注意して欲しい。

【参考記事・文献】
・【269】「火の鳥」は実在するのか? 燃えながら飛ぶ鳥の姿が米国で撮影される!
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/8181
・【新潟】夜空を羽ばたく火の鳥!?宝徳山稲荷大社の神幸祭
https://tripnote.jp/nagaoka-shi/yomatsuri-at-hotokusan-inaritaisha
・太陽付近で翼を広げた鳥のように見える巨大な物体が撮影される
http://anchikaluto.blog.jp/archives/51972009.html

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(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Sunny DayeによるPixabayからの画像