
ある地域に伝えられている妖怪である。
そこを歩いていると突然たくさんの手が出てきて人間の手足や体をつかんでしまう。そして掛け声とともに一気に投げられてしまう。どんなに抵抗しても見事に投げられてしまうため、その周辺の学生たちの間では妖怪「三四郎」と呼ばれていた。
なぜか大人はこの被害に会う事は無い。子供しか妖怪「三四郎」の被害に合わないことから、「三四郎」も子供ではないかと言われていた。
以下は、山口敏太郎の見解である。
大変興味深い妖怪である。この妖怪は柔道の心得があるようだ。人間を簡単に投げ飛ばす妖怪は多い。
非力と思われている「座敷わらし」も大男を投げ飛ばしたりするらしい。「かっぱ」「天狗」なども人間と相撲とって人間を楽々と投げ飛ばす場合がある。
関連動画
山と山里の怖い話・不思議な話 その2―山にまつわる怖い・不思議な話「雷鳥一号氏の話」より―
他にも現在アトラスで収集している現代妖怪は次のようなものがある。「八尺さま」「めかぁ猫」「むしゃくるさま」「口裂け女」「ミカサ」「テンポポ様」「挑戦ババア」「ゴム人間」「コイヌマ様」「笑い女」「包丁さま」「顔野菜」「蓑坊主」「白ん坊」「ヒサル」「朽縄さま」「ムシリ」「とわとわさん」「隙間さん」「人面犬」「のどかみさま」「アカマネ」「ぐにゃぐにゃおばさん」「トイレの花子」「大根さん」「口裂けヨン様」「えんべさん」「ヒギョウさま」「ミヤウチさま」「おっぺけ様」「ヒザマ」「福鼠」「やまけらし様」「ヤマノケ」「嫌われ虫」「こだまさん」「つくし鬼」「サンコーさん」「さにゃつき」「クロスマさん」「ワニ喰いワシ」「つちおばけ」「ヒデキ」「アガザル」などである。
出典:山と山里の怖い話・不思議な話 その2―山にまつわる怖い・不思議な話「雷鳥一号氏の話」より―
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
イメージ画像©写真素材足成