古代の海に生息していたメガロドンよりも巨大な捕食者が存在していたとしたら、あなたは驚くだろうか。
その生物の名はリヴィアタン(Livyatan melvillei)、今から約1300万年前に生息していたとされる古代のハクジラで、全長はなんと約13~20メートル。体重に至っては約62トン、歯の長さは38センチにも達しており、哺乳類の中では最大級とされる。
リヴィアタンは2008年11月にペルーで発見されたもので、学名は旧約聖書に登場する巨大魚と小説「白鯨」の作者であるハーマン・メルヴィルにちなんでいる。
生息していた時代や地域は奇しくも前述したメガロドンと被っている。しかしリヴィアタンはメガロドンを凌ぐ巨体と強力な咬合力があり、メガロドンより多くの肉を一気に引き裂くことができたとされている。またメガロドンの遊泳速度が時速17キロだったのに対しリヴィアタンの遊泳速度は時速32キロだった。
リヴィアタンとメガロドンの戦いの本当の結果がどうなるかは、環境など多くの要因が絡んでくるため厳密には不明だ。しかし、前述した条件からリヴィアタンはメガロドンすらも捕食対象にしていた可能性があるそうだ。
もはや怪獣クラスの巨大クジラと巨大サメの対決が古代の海では繰り広げられていたのかもしれない。
VOCÊ SABIA? Os maiores dentes de um predador que – até onde sabemos – já existiram no planeta vêm de um gigante dos mares: a Cachalote-Gigante (Livyatan melvillei): seus dentes podiam alcançar 12 cm de diâmetro e 36 cm de comprimento! 👇 pic.twitter.com/djBe9hyNqW
— Saber Atualizado (@AtualizadoSaber) April 19, 2023