囲炉裏の灰にイタズラすると出現する?妖怪「あく坊主」





 あく坊主は秋田県仙北群や雄勝郡等に出没したとされている妖怪である。

 囲炉裏の灰をほじくり返すとこの妖怪が出てくるとされ、みだりに囲炉裏の灰を掘ったりして遊んだりしてはいけないと戒められていた。

 民俗学者柳田国男の「遠野物語拾遺」にも「炉の灰を掘るとボコという妖怪がでる」として紹介されている。




 あく坊主もボコも、伝説は残っているものの実際に出たとされる証言や目撃例などが報告されていないため、囲炉裏の灰や火種にいたずらしたり、粗末にしないようにしつけるため教訓的に生み出された妖怪ではないかと考えられている。

 なお、海外でもボギーやボーグルという名前の妖精の言い伝えが伝わっている。こちらは部屋の薄暗いところやじめじめしたところに潜んで脅かすものだそうで、明確な姿形が伝わっていないため、幽霊や暖炉の灰、堆積した埃をいたずら妖精に見立てたものではないかとされている。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

イメージ画像©PIXABAY




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