16日午後9時23分頃、茨城県南部を震源とする震度5弱 の地震が発生した。被害は少なかったが、今回の地震でネットは騒然としている。また2062年の未来から来たと自称する人物の予言が的中した!?と噂になっているのだ。
以前アトラスでも何回か取り上げた「2062年から来た未来人」。
2010年にこう自称する人物がインターネットの大規模掲示板「2ちゃんねる」に姿を現した。これだけなら面白いネタで注目を集める「釣り」行為かと思われたが、彼が書き込む近い未来の内容が的中していくにつれ書き込みの信憑性が増し、本当に未来から来て書き込んでいるのではないかと思われるようになったのだ。
その最たるものが2013年の東日本大震災の予言である。人口の極端な移動や金融に関する明確な発言はできないとしながらも、彼は暗号で高台へ逃れるように伝えていた。そして彼が次に現れると予言した4月15日、それを挟んだ14日と16日に熊本を中心とする震度6~7の地震が発生。熊本地震と呼ばれるに至ったのである。
そして彼は「5月17日にまた書き込む」として姿を消した。
今回はまさにその前日である5月16日に、茨城県で地震が起きたとして再びネットが騒然となったのである。
繰返すが、彼の書き込みはあくまで初めはネタであり、日付が合致したのも偶然ないしは時刻の操作によるものではないかと見られていた。2011年の東日本大震災の時には、あたかもそのような書き込みが事前にあったかのように日時を操作したデータを作成し、ネットに上げられたものではないかとする説も存在していたのだ。しかし、今回再び熊本で地震が起きたことでネタではなく本物ではないかと見られるようになった。
なお、彼の書き込みでは現在発生が危惧されている南海トラフを震源とする大震災についての言葉もある。
「あなたが2016年の我々に伝えたかった大事な事を、先ず最初に私達に教えて下さい」とする書き込みに対して「そうだったな。 南海トラフのことだ。この時代の科学技術で既に起こることが予見されているはずだ。 先輩方には行動してほしいと思っている」と回答しているのだ。
しかし日時等が明言されていないため、今回はまだ起きないのではないか、とも見られている。東日本大震災の時のように、暗号で逃げるように言及したりしていないからだ。
一方で、彼が姿を現すと言った日は安全な日であるとする説もある。確かに熊本大地震も彼が書き込むと言った15日は避けて余震と本震が発生している。もし本当に未来から過去に調査に来ているなら、危険な日にわざわざ足を運んだりするはずがないからだ。
なお、東日本大震災の時も震度5の地震があった2日後に本震が発生している。地震の起きる確率が高い日本で暮らしている以上、常に災害に備えておく事は必要なのだろう。「南海トラフについては備えるべき」との発言も存在している。
彼が再び姿を現すと言った17日、今度は何を言い残してくれるのだろうか。
(ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)