ウミネコが江東区で繁殖して社会問題になっている。
ここ数年、毎年5月から7月下旬にかけて江東区民を悩ましているようだ。温暖化対策の一環として緑化された江東区のマンションの屋上で、本来海に入るはずのウミネコが巣を作り繁殖しているのだ、
現在、24時間「ミャーミャー」と泣き続け、江東区の住民を睡眠不足に追い込んでいる。2015年くらいから江東区でウミネコの繁殖が目立ち始めた。もともとは台東区で繁殖していたウミネコだが、屋上にネットを貼るなど対策を講じたところ、台東区から大挙して江東区に引っ越ししてしまったようだ。
ウミネコが内陸部で繁殖行動をするようになった理由としては、2つの事が考えられる。
一つは東日本大震災により、安全な内陸部で繁殖をするようになったこと。もう一つは、上野動物園がウミネコを一時期保護していたため、上野が気にいってしまい、内陸部を繁殖地として認識してしまったというものだった。
都市部は食料が豊富にあり、照明がついているため夜間でも活動が可能だ。また、ウミネコの天敵であるカラスが数を減らしており、それもウミネコにとっては好都合の理由だと言われている。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
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