【珍事件】『ドラえもん』主題歌が急に流れて卒業式が中断!意外な犯人とは…





1992年3月、ある中学校の卒業式で「とんでもない」事情によって、卒業式が中断する事件があった。

これは1992年4月4日の朝日新聞に「『君が世』直後に『ドラえもん』中学校で卒業式が中断」という記事が掲載されている。記事によると、3月10日、和歌山県にある某中学校の卒業式において、校内スピーカーから突如、人気アニメ『ドラえもん』の主題歌が流れるという事件があった。

当日、学生たちの旅立ちを祝うため卒業式は粛々と行われていた。朝9時半からは体育館で行われた卒業式は10時に差し掛かり、生徒全員による校歌が斉唱された後、校長先生が挨拶するべく壇上にあがった。

そして、校長が第一声をあげようとした、まさにその時・・・スピーカーからは大音量で『ドラえもん』の主題歌が流れはじめたのだ!




ひょうきんな『ドラえもん』の音楽に教員達は思わずズッコケ。そして卒業式からのドラえもんという「緊張との緩和」の効果なのか生徒からは思わず笑い声が飛び出す珍事となった。

「こらー!誰だ!」

『ドラえもん』は普段は使っていない本館校舎の2階放送室から流れていたという。卒業式は即中断。すぐに犯人探しがはじまったという。そして最初は生徒のイタズラと思われたが、結局、真犯人だったのはこの学校の教職員だったという。




実はこの学校では以前から、国家「君が代」の是非を巡り、教員組合と学校の管理職の間で大きなトラブルが起きていて、教員側は「君が代反対」のビラを保護者全員に送付するなどしていた。しかし、これら反対派の意見は却下され、卒業式では君が代が流る結果となった。それに怒った反対派の教員のひとりが校長への嫌がらせとして『ドラえもん』をかけたというのが真相だ。

なお、最も憤慨していたのは、我が子の卒業式に参加していた保護者たちであり、「神聖な式なのに許されるべきではない」と(あたり前だが)この異常な状況に辟易していたという。

図らずも勝手な政治思想に使用されるとはドラえもんも災難ではあるが、まるでよくできたコント劇のような珍事件であった。

(文:穂積昭雪  ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『テレビアニメ30周年記念 ドラえもんテレビ主題歌全集




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