これまでアトラスでも様々な人型の未確認生物を紹介してきた。人型の未確認生物の大半はビッグフットやヒマラヤの雪男のような獣人型UMAが一般的であり、他にも半人半獣や小人、宇宙人に似た見た目のものなどが報告されている。
ところが、そんな過去の一般的な人型未確認生物とは一線を画す姿の未確認生物の姿が撮影されて話題となった。
2008年7月8日ペルーのカンタ郡・サンタ・ローザのケベスという町にて、動画に奇妙な生物が動画に撮影された。
山にハイキングに訪れた男性を捉えた動画なのだが、その人物の背後に「緑色の怪人」の姿が映りこんでいたのである。
その人型生物の体長は約1メートル前後、全体的にひょろ長く、体は枝のように細く全身が薄い緑色だった。それは細い体を揺らし、ぎこちない動きで二足歩行をして茂みの奥へと歩み去っていくのである。
この動画に撮影された人型未確認生物は、撮影された場所の名前をとって『ケベスマン』と名づけられ、植物性の新しいUMAだとする説が出ていた。また、草木の精霊を捉えたものではないかとする説もあった。
一方で撮影者や動画に写っている男性がケベスマンのほうを見ているようにも思えるため、この動画はフェイクではないかとする見方も出ていた。
だが、最近の検証から、被写体になっていた男性のそばに生えていた木の枝が、カメラの角度によって動いているかのように見えただけであり、被写体の背後を横切って移動しているものではないという意見が出てきている。
植物型の未確認生物が現れたのか、と話題になっただけにかなり残念な結末を迎えることになってしまったが、オカルトに関してはこのように冷静な視点を持ち続けることも必要なのだ。
※写真はYOUTUBEからのキャプチャ
(文:網元メロンパン ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
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