UFO・UMA

しっぽをくわえ、車輪のようになって転がる習性の蛇「フープスネーク」

アメリカのウィスコンシン州やミネソタ州を始め、カナダやオーストラリでも目撃談が語られている奇妙な蛇である。

鮮やかな色彩を持つ蛇だが、非常に変わった生態をもっており、口に自分の尾を咥え、輪の形になって坂道を転がりながら獲物を追うと言われている。




尾に猛毒の針がついており、この毒にやられると人間でもたちどころに死亡するという。この毒針攻撃を避けたところ針が木に刺さり、その木は真っ黒に変色してすぐに枯れてしまったという話もある。

転がってくるので簡単に避けられそうだが、そのスピードは恐ろしく早く、時速100キロ近い速度が出ていたという驚くべき説も伝えられている。

標的にされると逃げるのは非常に困難だが、高いところに登るか、もしくはフープスネークの輪の中に飛び込み、フープスネークが混乱しているうちに逃げ出すという方法が良いとされているが、後者はかなり難易度が高そうだ。




19世紀から20世紀にかけての目撃証言が多いが、いまだに目撃証言が語られている。レイモンド・ディトマーズという蛇を専門とする生物学者が、最初に存在を証明した者に1万ドル(約100万円)を与えるとして、実際に銀行にその報奨金が預けられたこともある。

報奨金が掛けられたことや目撃証言の多さなどから、日本のツチノコを連想させる存在である。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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