3月3日より映画『ドラえもん』シリーズの最新作『映画ドラえもんのび太の宝島』が公開が始まった。
本作はドラえもんとのび太が太平洋に浮かぶ謎の宝島を見つけるために冒険するというストーリーで、脚本を映画プロデューサー・小説家の川村元気が担当するほかにも、映画のオリジナル主題歌を星野源が歌っていることが大きな話題となっている。
星野は本作『~宝島』のために主題歌『ドラえもん』の作詞・作曲を書き下ろし。自身の抑えきれないドラえもん愛を今回の『ドラえもん』の歌詞にぶつけたという。
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そのため本作は星野のマニアック過ぎるドラえもんネタが随所に散りばめられている作詞と話題になっている現在、ファンの間では元ネタ検証が始まっているようだ。
例えばこの主題歌の中には、のび太やスネ夫といったドラえもんキャラの名前が歌詞のどこかに隠れていて、その中にはメインキャラではない出木杉くんの名前が出てくる箇所すらある。
その他にも、3番の歌詞には「台風」という謎のワードも出てくるのだが、これも星野の仕込んだ密かなドラえもんのマニアネタではないかとファンの間で話題になっているのである。
実はこの「台風」というワードは、原作コミックの『ドラえもん』第6巻に登場するキャラクター「フー子」を指した言葉ではないかと憶測を呼んでいる。
フー子はドラえもんのひみつ道具「台風のたまご」から生まれた台風の子供である。一度は捨てられそうになったが、のび太にペットとして飼われていた。しかし、小型台風という自身の運命に逆らえず、最後は接近した巨大台風と共にのび太の前から消滅するという悲劇のキャラクターだった。
ドラえもんの感動話といえば「さよならドラえもん」や「帰ってきたドラえもん」などが知名度が高いが、「台風のフー子」もドラえもんファンには隠れた不朽の名作の一本として人気が高い。
そのため「あえてこのエピソードに目をつけるとは!」と星野による酔狂なドラえもん愛に感激したファンは非常に多かったという。
なお、この歌詞になにかしらのヒントが隠されている現象には妖怪ウォッチの『照國神社の熊手』などがある。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
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