昨年11月、廃業した産婦人科の解体工事中に胎児の遺体15体が発見されていた事が判明した。
問題の遺体が発見されたのは鹿児島市松原町にて20年前に廃業した「鳥丸産婦人科」で、老朽化した建物の解体中だったという。
胎児の遺体はいずれも瓶の中にホルマリン漬けの状態で保管されており、病院の待合室に置かれていたという。
警察発表によれば、見つかった15体は妊娠12週から31週までの胎児であるとのこと。胎児が見つかった産婦人科は前述のとおり20年前に廃業しており、当時の医師もすでに死亡していることなどから胎児についての詳しい経緯や身元は判明していないという。
胎児の遺体は引き取り手が存在していないため、昨年12月に「行旅死亡人」として鹿児島市が市営墓地に埋葬している。
発見された胎児の遺体に関する情報は2月1日付で国の発行する官報に掲載した上で、遺体の遺体の身元の手がかりになる情報提供も呼びかけているという事だ。
(勝木孝幸 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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