現在放送中の携帯電話会社auのCM「鬼の親子編」が視聴者の間で大きな注目を集めている。
このCMは鬼の父を菅田将暉が、その子供を鈴木福が演じていて、貧乏ゆえ実家の電気屋(雷サマ)を継ぐか進学するかを悩んでいる子供に対して、父が「金の心配ならしなくていい!」「学んだものは誰にも奪われないから」と説きつける内容だ。
この菅田のイケメンお父さんぶりに対して、「カッコイイ!」「理想のお父さんだ!」と、菅田ファンならずとも巷では大きな話題になっている。
ところが、このCMはauのある事業の停滞状況を自ら皮肉った自虐CMではないか、という都市伝説が流布しているのだ。
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TVCM |au「鬼の親子」篇
というのも、このCMに登場する「鬼の電気屋」とは2016年4月からauにより開始された電気料金サービス「au電気」を連想させるからである。
さらに菅田の「学んだものは誰にも奪われないからな」というカッコいい台詞も裏を返せば、『大成功はしなかったが挑戦したことは意義があった』という意味にとれないこともなく、さらに子供に対し「家計のことは気にするな」や「さ~て副業増やすか!」という台詞も『実はau電気があまり儲かっていない』ということを暗に示しているのではないかと推察されているのだ。
しかし、さすがに上記の推論は荒唐無稽と言わざるを得ないが、この話を聞いて久しぶりに「そういえば当時あれだけ激化していた異業種による電気事業への参入って今どうなってるの?」とふと思ったのは筆者だけではないだろう。
携帯電話会社のCMといえば、近年ではauの「織姫の言葉遣いが荒い!」という批判のほか、ソフトバンクCMの意図不明な演出()などが話題になっていた。
(文:横須賀小禄 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
画像&動画 ©au YouTube