妖怪

天を支え続ける罰を受けた巨人『アトラス』

 本サイト、ミステリーニュースステーション・アトラスの名前はギリシャ神話に登場する巨人・アトラスから由来している。

 ティタン族の一人で、イアペトスと海の神オケアノスの娘、クリュメネとの間に生まれた息子。名は「運ぶ者」を意味している。天空神のゼウスに刃向かった罪として、天を背負い支え続けるという罰を負うこととなる。

 しかしアトラスは一度だけこの重労働から解放された事がある。ヘラクレスの頼みを受け、ヘスペリデスの園のリンゴを代わりに獲りに行った時だ。アトラスは上手くいけばこの罰から逃れられると考え、天を支えるヘラクレスの代わりに自分が神にリンゴを届けようと提案した。




 ヘラクレスはすぐに企みに気づき、承知するふりをしながら「空を担ぎ直したいので、その間支えていてくれ」と言った。アトラスは喜んで彼の申し出を受け入れ、再び天を支え続ける仕事に戻る羽目になった。後に、メデューサ退治をしたペルセウスに頼んでメデューサの首の魔力で体を石にしてもらい、天空を支える苦痛と疲労から解放された、とされている。

 アトラスのロゴマークをよく見て欲しい。大岩を担ぎあげている人間の姿は、天を支えているアトラスの姿でもあるのだ。

 またアトラスでは過去にティターン神族と戦った巨人としてヘカトンケイルの記事を掲載している。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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