こんにちは。
ライターのmaximです。
神社いいよ神社。
ところで最近、「御朱印ガール」なる呼び名も生まれるほど、御朱印集めが流行っています。
そもそも、御朱印ってなんだろう?
【御朱印についての基礎知識】「初心者のための御朱印集めガイド」より引用
御朱印は本来、参拝者が写経をお寺に納めた際にいただく印でした。
それがいつの頃からか(一説には江戸時代後期ともいわれています) 納経しなくても参拝のあかしとして頂けるようになりました。 これがやがて神社にも広がり、今では多くの寺社で頂けるようになりました。
神仏や寺社名が書いてある御朱印は、いわばその寺社の神様の分身です。
そして書いていただいた御朱印は、勿論一枚一枚違うものであり、自分だけの御朱印としていただけるのもその魅力。
さて、神社といえば皆さんご存知「古き良き」の典型であり、電脳世界とは縁がないものと思われがち。
しかし今回、Twitterで話題になっていた神アプリがこちら。
なんだこれ、斬新すぎるぞ。
これは御朱印AR(iOS/Android)という、福岡の神社・紅葉八幡宮が製作したアプリ。
どうやら紅葉八幡宮の御朱印から、いつでもどこでも自分のスマホの中に神様が来てくださるアプリのようです。これを神アプリと呼ばずしてなんと呼ぼう。
AR(拡張現実)技術といえばポケモンGOが話題になって久しいですが、まさか日本の神様とドッキングするとは思ってもみませんでした。
しかも幸い、筆者にとって紅葉八幡宮は足を運べる範囲内にあります。
というわけで九州ライターの強みを活かして速攻で紅葉八幡宮で御朱印をゲットしてきたので、早速皆様にご紹介します。
ゲットした御朱印がこちら。
感無量。
遊び方は簡単です。
まずアプリを起動し、スマホをこの御朱印にかざします。
すると御朱印がぼうっと光り、宮司様が現れます。
ぺこっとお辞儀。
ちなみにこの宮司様の声は、実際に紅葉八幡宮の宮司様が吹き込んでいるそうです。
「祓戸大神(はらえどのおおかみ)、祓戸大神〜」
御幣をふり、神様を呼び出します。
演出が凝ってるなあ。
するとあら不思議。
御朱印の上に神様が現れました。
ちなみに神様をタップすると……
かっこいい。呼び出せる神様は、紅葉八幡宮のご祭神のうちの3柱。全て魅力的な神様ですので、是非アプリでご覧になって下さい。
ちなみに最初にご紹介した神功皇后は、見た目そのまま戦うお后でして、物語としても大変興味深いものでした。
詳しくはアプリ内の説明をどうぞ。
こんな感じで、神様の説明もアプリ内でしてくれるので、神社と神様の知識も同時に深まって一石二鳥です。
ところで、こんな素敵なアプリをつくった紅葉八幡宮ってどんなところなんだろうか。
宮司様に突撃インタビュー!?福岡の紅葉八幡宮ってこんなとこ。
Credit: 紅葉八幡宮公式HP
福岡市早良区にある紅葉八幡宮は、文明14年(1482年)、筑前国橋本村に創建されたと伝えられ、大河ドラマ・『黒田官兵衛』などでも知られる、福岡藩・黒田家の守護神としても大いに賑わっています。
その名の通り、秋は紅葉が境内を彩る、非常に風情のある神社です。
今回私が御朱印を頂きに行った折、なんと運良くこの御朱印ARの発起人である宮司様にお話を聞くことができました。
ゲーム内でもご登場するこちらの方。
まさにアプリ内で神様を呼び出してくれる、この宮司様ご本人です。
ゲームと同じ声に感動する私。
正直顔もちょっと似ていらっしゃいました。
アプリそっくりの宮司様いわく、紅葉八幡宮が橋本村から今の西新の地に移転してから、昨年でちょうど350年。
その記念事業として、今回のアプリの製作を考えられたというのが一つの理由とのこと。
そしてもう一つは、最近の御朱印帳ブームに関しての宮司様のある思いがありました。
「このアプリには、神様を呼び出したあと、神社や神様の説明があるんですね。最近御朱印集めがとてもブームになっていますが、御朱印をもらって回るだけでなく、皆様に神様や神社へのご理解を深めていただきたく、このアプリをつくりました」
なるほど、ごもっともです。
スタンプラリー的な行為に満足するのでなく、きちんと神社と神様への理解を深めましょうということですね。
神社好きの筆者にとって、自分への戒めにもなりました。
ちなみに本物の御朱印がなくても、こちらの公式HPの御朱印マークから神様が呼び出せます。
遠方の方でも、これを印刷すればばっちり遊べる親切設計です。
(不思議.NET maxim)