その海域を通過した船や飛行機が姿を消してしまうとされる「魔の三角地帯」こと、バミューダ・トライアングル。
カリブ海に浮かぶバミューダ島、プエルトリコ、アメリカはフロリダ半島の三点を結んで出来る海域では古来より船舶や飛行機が行方不明になることが多く、急に発生した濃霧などの悪天候で姿を消してしまう、急に計器が異常を示して航行不能に陥ってしまうなど、様々な現象が報告されている魔の海域である。
そんなバミューダ・トライアングルの一角を形成するバミューダ島に、この度新しい島が出現したとして話題になっている。
新しい島と言っても、日本近海に近年出現した西之島のように、海底火山の活動などで生じた島ではない。バミューダ島には航空写真でも分かる通り、白く長い砂浜の存在する三角地帯が存在していた。問題の新しい島は、この三角地帯から少し離れた所に出現している。
この新しくできた島では多数の貝や貝殻が採れるため、地元の人々はShelly Islandというニックネームをつけたのだが、同時に「この島にあまり近寄ってはいけない」と忠告もしているという。
この新しい島はもともとあった島から僅か50ヤードほどしか離れていないにも関わらず、遥かに潮の流れが早くサメがすぐ近くに生息しているという。また、この島も近隣の島から流れてきた砂などが堆積して出来た砂洲に近いものと見られているため、海流によっては再び砂が流れて消えてしまう可能性も考えられるという。
魔の海域に突如現れた新たな島がこの後どうなっていくのか、見守っていく必要があると現地の人々は語っている。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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