4月11日、「Doleパイナップル感謝状授与式」と題されたイベントが東京・国際文化会館で行われタレントのピコ太郎が出席した。
Doleはバナナとパイナップルを中心とした青果物の生産・流通などを行なっているアメリカの企業である。
今回の感謝状授与式はピコ太郎が「世界でパイナップルを盛り上げてくれた」という功績を讃えてのイベントで、感謝状とパイナップル一年分が贈呈された。
ついに世界企業からも賞状を贈られるほどの大スターとなったピコ太郎。
ところが、このニュースが報じられるやいなや、一部では「なぜ、あの業界がピコ太郎を表彰しないのか?」と疑問の声があったという。
それは「PPAP」におけるもう片方の主役(?)である、リンゴの業界である。
ブレイク後のピコ太郎はリンゴ業界から感謝状を贈られたり、イベント出演に招かれた形跡などはまったくなく、むしろリンゴ業界はピコ太郎については関知しない方向性ではないかともいわれているのだ。
ピコ太郎のプロデューサー(という設定の)芸人・古坂大魔王は日本有数のリンゴの産地、青森県の出身である(ピコ太郎は千葉県出身の設定)。そのため、古坂大魔王はパイナップルよりもむしろリンゴのほうが関係の深い人物であり、感謝状が贈られるならば世界のパイナップル業界よりも日本のリンゴ業界が先では、との声が高い。
では、なぜ日本のリンゴ業界がピコ太郎を黙殺しているのか?
これは、あくまで都市伝説的な風聞ではあるが、古坂大魔王はピコ太郎でブレイクする前に青森で行われたお笑いイベントにて「出身地(青森)をクサすような漫談をした」、「打ち上げで暴れて青森の偉い人達から睨まれている」との話がある。
しかしながら、これだけで青森のリンゴ業界から疎まれるとは到底考えにくい。
古坂大魔王自身は郷土愛が非常に強い芸人という評判であり、青森の民謡をロック調にした曲を作ったり、青森県の観光大使に任命されるなどしている。
そのため、青森県や青森県内のリンゴ業界が大ブレイクしたピコ太郎を表彰しないのは不自然ではないか、とまずます声高になっていることは当然のことであろう。
(若葉イチロウ ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
画像は『PPAP(DVD付)(通常仕様) CD+DVD』ジャケット写真より