4月13日、深夜のラジオ放送『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でメンバーの木崎ゆりあが卒業を発表した。
昨年の4月から48グループの卒業・脱退者の数はこれで56人となった。
現在、国内の48グループに人数は359人、そのうちAKBは129人である。卒業・脱退者の56人のうちAKBのメンバーは29人。全体数が多いとは言えかなりの数が約1年で辞めている。
木崎は現在21歳、デビューは2007年で約9年8ヶ月ほど活動。お茶の間に浸透しているほどの知名度はないが、AKBに詳しくないアイドルファンでも顔と名前が一致するくらいの中堅メンバーである。
渡辺麻友や指原莉乃と近い活動期間でグループを支えてきたメンバーの卒業にファンの間でも「そろそろ限界がきているのでは?」という意見が強まってきている。
AKBは前線で活躍しているメンバーが10年選手になってきており、入れ替わりのシステムが上手く機能していないと指摘されている。木崎のようなファン内で人気が高いメンバーでも10年近く“AKB村”の中でしか認識されていない。
上がつかえているためにフレッシュなメンバーがメディアに出られない状況にもなっている。先日、卒業をした大和田南那もビジュアルの良さから「次世代エース」として推されてきていたが活動期間は4年ほどだ。
大和田は同じくメンバーの西野未姫とともに、深夜のジャニーズWデートが発覚しての卒業となった。
トップアイドルが48グループだと言われていても個々のメンバーは浸透していないのが現実である。そして世間の注目は乃木坂46や欅坂46といった競合相手の方に集まっている。
トップクラスの知名度のメンバーがいまだにAKBに居座る中で、中堅メンバーや若手人気メンバーの相次ぐ卒業にファンたちは「長年続いたAKB帝国が終焉に近づいているのではないか」と戸惑いを隠せないようだ。
(四方山よもお ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
画像は『木﨑ゆりあ写真集 Stagedoor』表紙より