黄帝と戦い、後に武神とされた牛頭の鬼神【蚩尤】

 蚩尤(しゆう)は中国神話に登場する荒ぶる鬼神であり、軍神である。

 牛頭人身、牛の蹄に四つの目、六本の手を持っており、優れた体格をしていた。兵器や武器の発明者であり、霧を操る力があったとも言われている。

 蚩尤は多くの兄弟達と共に武器を作って暴虐の限りを尽くしていたが、中国の伝説的な皇帝、黃帝が征伐に出向いてきたことで戦争になる。




 彼は手に様々な武器を持って立ち向かい、風と雨の神を招いて暴風雨を呼び優勢に運んでいたが、黃帝が自分の娘である日照りの神、魃を呼び寄せたことで形勢が逆転し、討ち取られる。

 しかし、その後は蚩尤の武勇と兵器や武器を発明したことから軍神として崇められるようになり、別名を兵主神と呼ばれるようにもなった。

 蚩尤の伝説の原型については、南方の巨人族に関する伝説などが下敷きに合ったのではないか、など諸説があるが、恐らく各地で独自に信仰されていた軍神や怪物に関する伝説が習合されて蚩尤の伝説として統一されたのではないか、とする見方が多い。

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)




 

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