実は食文化が巨大な利権となりつつある。TPPによって、日本は惨敗すると思われていたが、それはあくまでジャンクフード扱いの安い麦、安い米の分野であって、高い価格の果実や高額な米は日本がボロ勝ちするとも言われている。
日本から餌を取り上げて奴隷国家として飼いならす予定だった欧米が、今になって日本人の技術力に戦慄しているというのだ。TPPに日本が加入した場合、欧米のブルジョア層は、ことごとく日本の食のトリコとなってしまう可能性が出てきたのだ。
ゆえに、今では欧米の食関連の連中が「日本の食神話」の崩壊を狙い始めているという。
先日、食品メーカーで冷凍食品の中から有毒な物質が検出されたことは記憶に新しいだろう。なお、この事件の調査では、この有毒物質が製造過程に於いて、混入そのものがかなり無理であると判明している。つまり、意図的に何者かが混入した可能性が高いわけだ。
また、給食に混入されたノロウイルスに関しても、何者かの手によるテロ説が出ている。この事件のポイントは、パンは高温で焼いているからノロウイルスが生き残れないという先入観のフェイントをついた形で発生している点だ。
この二件の事件には、アジア人の影が見える。たしかに、実行犯は彼らかもしれないが、黒幕は欧米にこそあるのだ。
食市場の利権、21世紀の経済戦争はグルメ戦争であるといえよう。
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※イラスト:いらすとや