次々と「政界の闇」が浮かび上がる森友学園問題。
理事長の籠池泰典氏は、森友問題が浮上してからの初期の安倍晋三首相を擁護する姿勢から態度を180度変えて、「安倍昭恵夫人を通して安倍晋三から100万の寄付を受け取った」と次々と「政界の闇」を暴露している。
「アッキード事件」とも呼ばれる今回の森友学園問題で、3月23日に籠池氏を国会に参考人招致することで、安倍政権は今までになく窮地に立たされるかもしれない。
インターネットでは、「籠池氏は政界に暗殺されるのではないか?」という心配の声もある。
籠池氏が問題を暴露するつもりになったのは、「日本会議が自分にだけ責任を押し付けている」事への不満が爆発した為だという噂がある。
となると、3月15日の記者会見を延期したのは、野党にガードを求めた為だろう。そして、フリージャーナリストの菅野完氏の存在だ。最初の記者会見では、「金ないですよね?」という菅野氏の質問に対して、籠池氏は「お金と言いなさい!」と激怒。その後の記者会見でも「ああ~あんたが菅野さんか」と籠池氏は菅野氏を憶えていたようだ。そして、その後に対立しているように思えた両者は急接近し、菅野氏は籠池氏に「マスコミへの対策法」も教えたという。
何故、対立していた両者は急接近したのか?魔女である筆者が占うと、二人とも自己主張が強く性格は合わなそうだ。
やはり、二人が急接近したのは、「敵の敵は味方」という事ではないだろうか?
菅野氏は著書「日本会議の研究」(扶桑社新書/2016年5月発行)で日本会議の闇を暴露し、批判している。
そして、菅野氏の3月17日のTwitterに恐るべき爆弾発言がある。
「日本会議の奈良生駒支部の人から、籠池理事長のもとに届いたメール(籠池氏の携帯を夫人が接写し、長男にメールしたもの)。 日本会議て日本人の風上にもおけん、クズ揃いやね」
Twitterに貼り付けられた携帯の画像を見ると「日本会議の活動と安部首相に迷惑を描け、悲願である憲法改正をさまたげるようなことをされたらただではすまさんぞ」という脅迫文がある。
日本会議が崇めているはずの安倍首相の漢字が間違っているのが気になるが、これは本当に日本会議が送ったものなのか?それとも、ただのイタズラなのか?
右翼には幾つか種類がある。いやゆる昔からの愛国保守の右翼、新右翼、右翼カーに乗ってチンピラ右翼、ネトウヨ、ネトサポ・・・。
文体からチンピラ右翼のイタズラとも考えられるだろう。
いずれにしても、籠池氏の身が案じられる。
3月19日の森友学園のTwitterでは、「この深き闇と闘う為に、父と母に救いの手を差しのべてください」と、「国家権力と闘う為の闘争金」を募集中だ。これは籠池氏と家族にボディーガードをつける資金だと考えるのは拙速だろうか?
ともかく、今回のアッキード事件で、「国家権力の闇」が明らかになることを願いたい。
(深月ユリア ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
画像は『日本会議の研究 (扶桑社新書)』表紙より