アメリカで目撃されている都市伝説的な未確認生物にモスマンというものがある。2~3メートルほど、全身は黒い剛毛に覆われており、赤く光る目を持ち背中には大きな翼があると言われている。主に道路などに現れ、車などを追いかけるとされる。
そんなモスマンの姿を捉えた写真や体験談は本アトラスでも何度か報告してきた。特に昨年の2016年は全米でモスマンらしき姿が各地で報告され、大きな注目を集めていた。だが、残念ながらそれらの報告の中には、本当にモスマンなのか解らない遠景で小さなものや、動きが激しかったのか大きくぶれているものなどが多かった。だが、そんなモスマンのはっきりとした姿が昨年末に撮影されていたのである。
この写真は2016年12月25日、クリスマスの夜にアリゾナ州ツーソンで撮影されたものである。そこには確かに、人のような姿で背中に大きな翼を生やした謎の生物が写っている。この地域からは、他にも5人の若者が墓地を掘り返す同様の生物を見たという証言や、家族連れが乗った車がモスマンのような生物に追いかけられたという証言が報告されている。
モスマンは1966年にウェストバージニア州ポイントプレザントのシルバーブリッジ近辺で目撃されたのが始まりである。このモスマンが出現した後、シルバーブリッジが崩落する事故が発生したため、モスマンの出現は不幸の前兆であるともされた。昨年はまさにこの伝説の始まりの地であるポイントプレザントでもモスマンの姿が目撃され、撮影されて話題になった。
このモスマンの出現は何を意味しているのか。2017年もアメリカは波乱の年になるということなのだろうか?
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)