日本不審者情報センターは11月9日午後3時40分、東京都江東区内の公園で女子児童への声がけ事案があったことを発表している。
発表によると、公園内で遊んでいた女子児童の前に年配の男性が現れ「うるさいんだよ」「住所と学校を教えろ」「俺はヤクザだ、俺は落語家だ」「握手しろ」などと声をかけられたという。
男性は年齢60歳くらい、身長175センチくらいのやせ形で、頭髪は白髪交じりで禿げており、紺色のジャージを着ていたという。
男性の身柄は拘束されておらず本当に落語家だったのかは不明である。
江東区は古くから落語の文化が発展している土地であり、深川江戸資料館、文化センターでの落語会、地域寄席などが盛んだ。
かつて先代の三遊亭円楽が寄席「若竹」をオープンしていたのも江東区であったほか江東区在住の落語家も多い。そのため現在、本職の落語家も捜査線上にあがっていると思われる。
落語家に成りきっている人物なのか、それとも本職の人なのかはわからないが、自らをヤクザと名乗り因縁を付ける行為は恐喝行為そのものであり、多くの落語家が迷惑しているはずである。いち早い解決を期待したい。
(文:ミッチェル横山 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)