船や潜水艦が謎の怪物に襲われる、というのは創作の世界ではよくある事だ。だが、それが現実の世界でも起きていたとしたらどうだろう。
先日スコットランドの沖で、海底電力ケーブル敷設のための調査が行われたのだが、その際に使用されたソナーが奇妙な物体の姿を捉えていた。海底に沈んだ謎の楕円形の物体、これは恐らく過去の大戦時に用いられたドイツの潜水艦U-ボートではないかと見られている。
実際、この近海では過去に船や潜水艦の沈没や座礁の記録が残っており、今回発見されたものはその形状から1918年に沈没した公式記録の残っているUB-85ではないかと見られている。
だが、この時の沈没は普通の沈没事故などとは理由が違っていたという。
乗組員は救出された際に、全員が「奇妙な怪物に襲われた」と証言しているというのだ。乗組員達は英国船籍の船に救出されたのだが、救出された彼らが口々に語った事によれば「夜間、謎の巨大生物に遭遇して襲撃された」「その生物は頭に一本の角があり、明るく光る大きな目と、口の中に牙があったのが月光の反射で解った」と語っていたという。
イギリスの未確認生物と言えばネス湖のネッシーが有名だが、この近海には昔から巨大なウミヘビのような怪物シー・サーペントの目撃証言が報告されていた。
しかし、頭に角のあるシー・サーペントの報告は当時としても非常に珍しいものだった。
勿論これまでこの報告は恐らく何かの既知の生物の見間違いであろうとされ、内容を信じる歴史家らはいなかったのだが、実際に潜水艦が発見されたために、この潜水艦を調査すれば未知の生物の痕跡が発見されるのではないかとして注目を集めている。
関連動画
World War I U-Boat Found off Coast of Scotland
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
※写真はYOUTUBEからのキャプチャ