今年8月に発生した俳優・高畑裕太の一連の事件の影響により、ビジネスホテル利用客にも影響が出ているという。
高畑裕太がフロントに電話し「歯ブラシを持ってきてほしい」と伝え、犯行に及んだと報道されたことで、ホテルの利用客の一部が「何か用があっても思わずフロントに電話するのをためらってしまう」と語る利用者が多いという。
ある意味、控え目な日本人らしい考えといえるが、この状況は悪いことだけではなく、一部のホテルでは高畑裕太の事件後に改めて従業員の勤務体制の見直しのほか、歯ブラシ・ひげ剃り、シャンプーなどのアメニティグッズの補充を徹底など、社内ルールの改善を行うホテルが増えてきたという。
これまで連泊の利用客の場合は、アメニティは補充されないことが多かったが、事件後はお客さんからクレームのないように歯ブラシやひげ剃りを毎日補充、またはフロントにて渡すホテルが急増したという。
また、ホテルで提供される歯ブラシもこれまでの使い捨ての質の悪いものから、数回の使用に耐えられる歯ブラシを用意。
さらに、これは事件前にも一部で行われていたことだが、エコの問題から歯ブラシやひげ剃りを持参してきた利用客にはフロントにて地元産のお菓子をサービスする企画も全国のホテルで行われつつあるという。
様々な波紋を呼んだ高畑裕太の一連の騒動だが「改めてサービスを考え直すきっかけになった」と語るホテル従業員は多かったという。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)