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和歌山で梅干し2トンが消える事件!組織的な犯行か!?

和歌山県田辺市下三栖の梅農家の倉庫から梅干しの樽、約200樽が盗まれる事件が発生した。

被害農家によると、梅干し樽は一樽あたり10キロ程度で、200樽となるとおよそ2トンの重量があるという。




所有者は6日夜に市外へ出かけ、倉庫を留守にして、2日後の9日朝に確認した際に鍵を壊されているのを発見。盗難が判明した。

インターネットでは「梅干し2トン消失」ということで、「目的がわからない」「なぜ2トンも持ち去ったのか」とミステリー事件のように話題になっているが、和歌山県の梅干は特産品であり有名な「紀州梅」の本場である。

梅干し2トンの生産者の被害総額は、およそ100万円を越えると予想されており、もし200樽分の梅干しを全て商品として販売すれば、何百万もの値がつくものと予想される。

現在、犯人の手がかりはないが、一部では「農家を狙った組織的な犯行ではないか」と推測されている。

農家を狙った盗難事件は昔から社会問題になっており、農家の悩みの種となっている。




これは海外のケースだが、2012年にはカナダでメイプルシロップ4500トンが倉庫から盗まれる事件が発生した。

メイプルシロップ4500トンの末端価格の総額は約15億~18億円相当だという。

メイプルシロップ農家の事件も倉庫の鍵を壊され、別な容器に詰め替えてて、複数台の車を使い数人がかりで犯行に及んだものといわれている。

おそらく、今回の梅干し事件は、留守になった7日に複数人でトラックなどの大型輸送車を数台を使用、また怪しまれないような格好をして犯行に及んだと考えられている。

(文:横須賀小禄 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)