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開幕戦を見事的中!W杯ロシア大会は「予言猫」アキレス君にも注目!?





14日にサッカーのFIFAワールドカップロシア大会が開幕となった。既に開催国であるロシアとサウジアラビアによる開幕戦が行われており、試合の模様に注目している人も多いのではないだろうか。

そんなロシア大会で注目を集めている一匹の猫がいる。それが「試合の勝敗を予言する猫」のアキレス君だ。

こういった国際試合の内容を当てる動物は度々出てきて話題になる。同じワールドカップで注目された生き物といえば、2010年南アフリカ大会で脅威の的中率を誇ったドイツのタコ、パウル君だろう。ドイツと対戦国の国旗を貼り付けたエサの入った2つの容器を用意し、どちらを選ぶかで占わせたところ、最終的にはほぼ100%の確立で的中させることとなったもの。




アキレス君は真っ白の毛並みに青い目、少し曲がったかぎしっぽの猫で、耳が聞こえない障害を抱えてもいる。普段はエルミタージュ美術館で美術品をネズミから守る名誉ある仕事に就いている。世界の様々な芸術品が集まる歴史ある美術館、エルミタージュ美術館は地下に70匹もの猫が棲んでいる。

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彼らは美術品をかじったりしてだめにしてしまうネズミたちの外から美術品を守るために棲んでいるのだ。美術館の猫は18世紀にピョートル大帝の娘である女帝エリザベータがネズミ被害の対策に数多くの優秀な猫たちを集めたことから始まったという。以来、彼らは第二次世界大戦の悲劇を乗り越え、美術館の象徴として多くの人びとに愛されてきているのである。

今回、試合予想をする予言猫にアキレス君が選ばれた背景には、美術館職員による「耳の聞こえない彼にも幸せを」という思いがあったという。




開幕の前日、13日のイベントで猫用のロシアユニフォームを着たアキレス君は開幕戦の結果を予想。ロシアとサウジアラビアそれぞれの旗が立てられたエサ入れのうち、彼が選んだのはロシアの皿!そして開幕戦、ロシアは前半12分に先制点をサウジアラビアから奪うという猛攻で、見事5−0で勝利したのである。

ちなみにアキレス君はワールドカップの前の「修行」としてテスト大会のコンフェデレーションズカップでも予想を行い、4試合中3試合の好成績を収めている。

果たして、アキレス君の予言は今後も的中するのだろうか。ワールドカップは予言猫からも目が離せない?

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY