2017年11月26日、フジテレビ系列で放送された「ワイドナショー」にイラン人のタレントであるサヘル・ローズが出演した。
サヘルは現在ではマルチタレントとして様々な仕事をこなしているが、かつては滝川クリステルのものまねで人気を博した時期もあった。
番組では、サヘルは子供の頃の体験を披露していた。
日本の習慣や言語が全くわからなかった時代、日本から来ていた教育関係者が「グッド」と言う意味で親指を立てて、褒めてくれたときに物凄く怖かったと語った。
日本では親指を立てて「グッド」とやると褒めるとか、相手を称賛する意味合いがあるが、イランでのそれを示す事は、相手を侮辱する意味合いがある。それは非常にわいせつな意味であり、とても昼間の番組では口にできないような内容であった。
ちなみに調べてみると、イランの他にも西アフリカ、ロシア、オーストラリア、ギリシャ、サルデーニャの各地域などではこのジェスチャーをすると殺傷事件にまで及ぶ危険性があるらしい。
最近でもアトラスでは、文化の違いにより、言葉やジェスチャーの意味合いが違ってくるという記事を書かせてもらった。
日本では商品名に使われている「Vista」という言葉が、モンゴルでは相手を侮辱するわいせつな言葉だと言うのだ。
文化の違いと言うものはなかなか難しいものだ。
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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『戦場から女優へ』表紙より