テレビ朝日の人気番組『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』の放送内容がこのところファンの間で物議を醸している。
『地球征服』は普段テレビが入り込まないディープな海外映像が見られる番組として人気が沸騰。さらにロケに同行している友寄ディレクター(通称:ナスD)のハチャメチャすぎる問題行動が放送開始直後から大きな評判となっていたが、最近では視聴者から「あまりにもナスDの人気に頼りすぎでは?」との声も強いという。
そして、7月18日に放送された『地球征服』では新企画として若手お笑いコンビ「ペンギンズ」がロケを行う「日本食アース」がスタート。
「日本食アース」は間違った知識で作られた日本食の現状をリポートするもので、ペンギンズは親日家の多いロシアへ渡航。「ウナギの鍋スープ」「カレー味の豆腐ステーキ」など日本ではお目にかかれない奇っ怪な料理が多数登場。
正直あまり美味しくない料理もあったようで、頑張って食べるペンギンズの姿が笑いを誘ったが、本企画は「若手芸人がナスDに挑戦!ナスより人気が無ければ企画終了」というサブテーマが設定されていた。
そしてペンギンズの映像の途中に「イタチの肉を頬張るナスD」「30分で牛丼を10杯食べ切るナスD」などナスDによる芸人顔負けの衝撃的な映像が差し込まれていた。
幸いにも「日本食アース」は視聴者の賛同を得て次回も企画継続となったが、一部では「芸人潰しがあからさますぎる」「勝てないとわかってる相手にぶつけるのはあまりに可哀想」との声が相次いでいた。
またペンギンズはロケ中でも自身の持ちネタである「ヤクザ兄貴と舎弟」コント設定そのままのコスチュームで参加したために、番組中終始サエない風貌で食レポを行わなければならなかったことにも、非常に不利な勝負だったように見えた。
裏方のスタッフがプロの芸人より人気が出てしまう昨今のバラエティ番組・・・今後もこのような番組が増えていくのだろうか。
(文:横須賀小禄 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
画像は『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』番組公式HPより