白狐
山口敏太郎先生、愛夢様、他タートルカンパニーの皆さま
忙しい中での収録配信お疲れ様です。
讃岐の白狐です。
少し投稿の間隔が空いてしまいましたが、
以前投稿させていただきました伏見稲荷を訪れてからの霊障が
電化製品だけでなく次から次へ感染していき、
その後、右手の中指と薬指が不自由になってしまいまして、メールが打てなくなっておりました。
同時期に右眼の充血や腫れなども有った為、念の為に左脳をMRIで確認して頂いたり
整形外科で右手の指の検査なども行って頂きましたが、まったく異常は発見されず
全てが何かの障り(さわり)なのであれば受け入れるしかないかと諦めていましたが
先日突如、何事も無かったかのように全てが治ってしまったので
これは、はやく敏太郎先生に投稿文を送れと言われているような気がして
今、投稿させて頂いております。
この話は、今から35年前、私が福岡市から四国の讃岐に帰郷して半年ほどの出来事です。
毎晩のように飲み歩いていた私は そのうち行きつけのパブが出来て常連となっていました。
その日も深夜、カウンターで独り、聞こえてくる様々な客の会話を肴にバーボンを飲んでいました。
その店は、なぜか定期的に心霊スポットを巡る連中や実話怪談を語る者達が良く集まる店で
その日も気が付けば、実話怪談を話す者や 県内の心霊スポットに行って体験した話を面白おかしく話す連中が
狭い店内のボックス席に集まって盛り上がっていました。
私も顔見知りになり、今から一緒にその現場に行こう!と誘われた事も有りましたが
日常的に体験していた私は、好んで自分から危険なスポットに侵入する事に対しては
否定的な考えを持ち、そもそもその店自体に現れる怪異な者に気が付かずに怪異体験を語る
彼等自体を懐疑的な目で見ていましたでしたので、いつも柔らかく断っていました。
勿論、彼等に自分の体験談を話す事も そもそもココが心霊スポットだよと
教える事もしませんでした。
その日の話を聞いている内に、ふと興味をひかれる話が有りました。
それは私の現在住んでいる場所のすぐ近く、屋島の壇の浦に面した完全予約制のレストラン、
しかも1日に1組しか予約できない真っ白な洋館は、実は宇宙人が経営しているという話でした。
私は、なんだその話は?とニヤニヤ笑いながら背中で話を聞いていました。
話している男性は、当時私の家からさほど遠くない小さな雑貨屋の息子で、
内容は
その平屋のレストランの建物の上には、尖った三角屋根で丸い窓が向かい合わせに設置された
4畳半ほどの部屋が有り、そこには経営する老夫婦の精神に異常をきたした息子が
閉じ込められているという噂が、近隣住民の間でささやかれているという事で、
それを確かめる為に仲間数人で 深夜レストランを車で訪れ、外壁添いに車を止め、
その丸い窓の下から その突き出した部屋らしき部分に向かって何度か大声を出して
息子が現れないか様子を見たそうです。
私は聞いていて腹が立ち、思わず振り返って怒鳴りそうになりましたが店のマスターに
腕を掴まれて、なんとか抑える事ができました。
彼等が大声を出し続けていると いきなり丸い窓に真っ赤な光がともり
窓の内側で黒い影が動き出すのが見えたそうで 慌てて彼等は車を発車させて
友達のアパートに駆け込んで あれは妖怪だとか幽霊だとか
そもそも赤い光ってなんだとか 盛り上がって話していたそうです。
すると その友人の部屋のチャイムが鳴って、
こんな深夜に?と不審に思いながら友人が扉を開けてみると
ヘルメットを被り、紺色のジャンバーを着た年配の男性と
小柄で同じヘルメットを被った年配の女性が顔をしかめて立っていたそうです。
そして、「うちの息子に何の用だ。変なうわさを広めると許さんぞ。二度と来るな。」
と怒鳴るでもなく、一言一言、噛み締めるように太い声を発すると扉の外を離れた
という事で、あのレストランから何キロも離れた場所で、しかも何で自分達が
この部屋にいる事をどうやって知る事が出来たのか?
あの一家は宇宙人だ!絶対宇宙人だよ!
・・・と、その話は締めくくられました。
私も含め、話した男以外 みんなが声を上げて笑い、馬鹿にしたように彼に突っ込みを入れ始めました。
その時でした。
店のカランコロンという扉が開く音が聞こえて、店内の者全員が扉を振り返った時
全員が凍り付きました。
怒りに満ちた表情のヘルメットを被った老人が立っているのが分かりました。
その老人は店に入るでもなく、扉に手を掛けて立ったまま
「話すなと言っただろ。」
そういうと そのまま扉を閉めて見えなくなりました。
私は、酔っていたせいもあり、思わず店を飛び出して老人を追い掛けました。
店は2Fにあり、エレベーターも無かったため階段を駆け下りましたが
老人に何故か追いつく事が出来ず そのまま店の前の道路に飛び出しました。
すると歓楽街の酔っぱらいがたむろする人混みの向うに
白いヘルメットを被って二人乗りしたスーパーカブがゆっくりと走り抜けていくのが
確認出来ました。
店に戻ると、店内は静かで、話していた男の姿は見えませんでした。
マスターに尋ねるとトイレで吐いてるよと教えてもらいました。
この話は、話すのが気持ち悪くて誰にも話しませんでしたが
メールに書くならどうだろうと思い投稿してみました。
もしかするとアトラスラジオで読まれた瞬間に あの老夫婦は
私のところにやって来るかもしれません。
この投稿をする前に建物の写真を添付しようかとレストランの場所に行きましたが
レストランは消え、別の建物が建っていました。
近所なのですが、それ以来近付くのがためらわれ レストランの前の道は通らずにいましたので
いつ無くなったのかは分かりません。参考の為、簡単な手書き絵添付致します。
スケジュール目白押しの敏太郎先生、
体調など崩されませんようご自愛ください。
失礼いたします。





