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ヴィンテージ図書館に住み続けるゴースト「グレー・レディ」

幽霊が出るとかねてから噂のあるインディアナ州立図書館の防犯カメラに、職員が説明できない最近の幽霊事件が映っている。

エバンズビルのファースト・アベニューにあるウィラード図書館は、壮麗なビクトリアン・ゴシック様式の建物。特に素晴らしいのは、1885年に開館したインディアナ州で最初の公立図書館の一つだということ。

なおウィラード図書館は美しい歴史的建造物だが、いつも話題になることは、図書館の廊下に出没する幽霊の伝説であるという。

1930年代に保守作業員が女性の幽霊に遭遇したことから、「グレー・レディ」と呼ばれる霊が棲むと長年言われてきた。その後も幽霊と思われる人物の目撃情報が相次ぎ、図書館は不気味なイメージを持たれるようになったという。

グレイ・レディの正体はまだ誰にも分からないそうだ。しかし、ウィラード図書館の創設者ウィラード・カーペンターの娘、ルイーズ・カーペンターの幽霊ではないかという憶測もあるという。

長年にわたり、図書館職員、来館者、そして超常現象研究家からも、グレイ・レディの目撃情報が数多く報告されている。

そして、先週の4月25日、防犯カメラに映った奇妙な出来事をソーシャルメディアで共有。動画には、ドアが急に開いて閉まる様子が映っている。

図書館はFacebookページで、事件は閉館後に発生したと説明。

追加作業のため図書館に戻ろうとしていた際、警報会社から「特定のドアがシステムを作動させた」という連絡を受けたようだ。しかし、現場に到着すると「ドアはしっかりと施錠されていた」とのことだった。当然ながら状況に困惑した館長は、問題の瞬間の防犯カメラ映像を確認すると、ドアがまるでひとりでに開閉しているのを見て唖然としたという。

特に困惑させたのは、「すべてのドアがきちんと施錠されていないと警報システムは作動しない」という点だったようだ。

事件の詳細を調べようと、映像を建物が閉まっているところまで巻き戻した。すると確かに、図書館職員は帰宅前に現場を封鎖していた。

なぜドアが解錠されたのか・・・ましてや勝手に動いたのか・・・全く説明がつかないため、この事件はグレー・レディが職員に対し、自分がまだそこにいることを知らせるための仕業ではないかと噂されているようだ。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: Kate Sherrill on Visualhunt.com