日本にもう一つのエルサレム!?

「日の出ずる国から救い主が現れる」
それはユダヤ人の間で古くから言い伝えられてきた予言であった。ユダヤ系移民は東へ東へと渡り日本の地まで移り住んできた。『旧約聖書』「イザヤ書」24章15節に「東の国々で主をあがめよ」とある。「東の国々」とは日本を指し、「日出処の天子」聖徳太子が「救い主」の象徴とされていたのであろうか。

聖徳太子と太子の側近・秦氏にもユダヤ系の血が流れていたという説がある。太子にまつわる逸話は、キリストと共通した内容が実に多いことで知られている。さらに太子が神馬に乗って飛んでいった信濃の国には、エルサレムにある山と同じ名前の守屋(モリヤ)山がある。そこに建つ最も古い神社である諏訪大社にも、ユダヤ教とよく似た特徴が多々ある。彼らは日本の地にも、新たなる聖地エルサレムを築こうとしていたのであろうか。

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信濃はユダヤの聖地!?




奈良時代から平安時代へと時は移り変わり、平安京へと都が移された。実はエルサレムにも「神の平安」という意味がある。平安京は琵琶湖と日本海の間に位置しているが、エルサレムも死海と地中海に挟まれており似たような配置である。死海の上に位置するイエスゆかりのガリラヤ湖は、ヘブライ語では「竪琴」という意味で琵琶湖と似ている。

毎年7月に八坂神社(京都)で1カ月間行われる祇園祭は、神田祭(東京)と天神祭(大阪)に並ぶ日本の3大祭りとして有名である。ヘブライ語で「ヤサカ」とは「神の小屋」という意味である。祇園は、エルサレムの別名であるシオン(ツィオン)が元になったと言われている。

エルサレムで行われる祭りは全てシオン祭と呼ばれ、どれも7日間と決まっている。祇園祭にも様々な祭事があり、7月17日に行われる神幸祭も7日間である。「創世記」8章4節によると、ユダヤ歴でノアの箱舟がアララト山(トルコ)に着いた日と同じ日付である。神幸祭の前に同日行われる、山鉾巡行という前祭で活躍する船鉾という山車は箱舟がモチーフになっているようである。

山車はヘブライ語で若葉という意味の「デシェ」が語源になっている可能性もあるそうだ。ノアが放った鳩がオリーブの若葉をくわえて戻ってきて、水がひいたことを知らせてくれたことが「創世記」8章11節に記されている。

祇園祭は疫病を祓うための祭りであったが、「蘇民将来子孫也」という護符がある飾り用ちまきが厄除けの縁起物とされている。スサノオが泊まるとこを探していたおり、食事を作ってもてなしてくれた蘇民将来に上記(護符)の言葉が書かれた茅の輪を渡した。門前に飾り、蘇民将来の家は厄から護られ代々栄えたという伝承が元である。




過越祭(シオン祭)の起源となった「出エジプト記」12章と似通っている。神のお告げを聞いたモーセがエジプトの奴隷にされていたイスラエル民達に、雄羊の血をヒソプの束で2本の門柱と鴨居に塗りその晩には肉を焼いて食すように伝えた。言いつけ通りにした家は、難を免れることができたという話である。

「蘇民」とは、奴隷にされて死にかけたイスラエル民が蘇ることを意味していたという説もある。ヒソプはユダヤの清めの儀式で伝統的に用いられている。日本の神道ではヒソプによく似た榊の枝でお祓いをする。

船鉾についた前掛けになっているベルギー製タペストリーには、「創世記」24章でアブラハムの息子・イサクの嫁となるリベカが水瓶を差し出している描写がなされている。よりによって鎖国の時代だった1718年に、町内の豪商が寄贈したのであった。西洋宗教はご法度であったはずだが、宗教画とまで知られておらず酒を酌み交わしている絵だと思われていたなどの仮説もある。いずれにしろ、単なる偶然にしては実に不可思議である。

以上のことから日本には、ユダヤ・キリスト教の聖地エルサレムに代わる地が2つもあったということが言えるのかもしれない。しかも奈良時代から平安時代にかけて、聖地が信濃から平安京へと移り変わっていった経過からして謎が深まるばかりである。

(ふりーらいたー古都奈 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Wikipedia 平安京復元模型写真(大内裏付近)

参考サイト
Googleブックス 『古代日本、ユダヤ人渡来伝説』著者 坂東誠
日本人の信仰と聖書について考える会ブログ 京都の祇園祭とユダヤ人の不思議な関係
京都・亀岡保津川下り 船頭だより 祇園祭は古代イスラエル(ユダヤ)がルーツ?!
CHRISTIAN TODAY 京都・祇園祭 300年伝わる旧約聖書「イサクの結婚」の毛綴飾る函谷鉾
NIHON CITY JOURNAL イスラエルの民が地の果てまで日本を捜し求めてやってきた理由~平安京こそ神の平安が宿る新しいエルサレムか?

 

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