今から12,000年前に造られたとされるトルコのギョベクリ・テペ遺跡には、謎めいた印が刻まれた岩が存在している。これが実は世界初のカレンダーだった可能性があることが判明して話題になっている。
研究者のマーティン・スウェットマン氏によれば、柱の一部に沿って、太陽暦の一年を表す365個のV字型の彫刻が連なっている。そのうちのひとつは鳥のような生き物の首を飾っており、これは夏至を示しているのかもしれないという。
彼はまた、石に刻まれた人間の長い衣服が古代に起きた彗星衝突の記録だとも述べる。ちなみにスウェットマン氏は、1万2千年前に起きた一連の彗星衝突が人類の歴史に大きな影響を与えたと考える科学者の一人だ。
この出来事が本当に起こったとすれば、人類の祖先が社会に定住し、農業やその他の文明の特徴を発展させることを促したのかもしれないという。
ギョベクリ・テペは、人類最古の居住地のひとつであり、この初期の農耕社会に関する洞察は、古代世界に対する我々の理解を大きく変えた。 この新石器時代の遺跡の謎のひとつが解明されようとしているのかもしれない?
Markings on a stone pillar at the 12,000-yr-old Göbekli Tepe archaeological site in S Turkey are thought to represent the oldest solar calendar in history, one perhaps established as a memorial to a devastating comet strike in 10,850 BC…
(ArkeoN) https://t.co/6VPJsJrFzQ pic.twitter.com/VmaMWsSYdW— Steven Ashley (@steveashleyplus) August 7, 2024
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Photo credit: yepyep on VisualHunt.com
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