死海文書の成立年代が変わる?分析の結果から導きだされたもの

ヨルダンとイスラエルの国境に存在する、世界で一番塩分濃度の高い湖、死海。ここに存在する洞窟から、1947年に壺に入った古代の書簡が多数発見された。

後の研究でこれらの書簡は古代ユダヤ教の聖典群であり、最も古い聖書写本であることが判明した。現在、「死海文書」として知られている写本群である。

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だが、最新の研究の結果、巻物の1つから死海地域に固有ではない塩を使用して作成されたことが明らかになった。

死海文書の巻物の筆記層は、死海地域に一般的ではない塩を使用しているため、正確にどこで作成されたものなのかが解らないものとなっていると研究者らは語る。

今回の研究共著者であるマサチューセッツ研究所のアドミール・マシック氏は下記の様に語った。

「巻物に本当にはっきりと見える無機層は、この巻物がどのように作成されているかを詳細に分析するように我々を誘導するものでした。これらの塩は、この時代と羊皮紙の製造に関連して私たちが知っていたものの典型ではありません」




調査結果は、巻物の起源に関するいくつかの議論を生み出した。しかしハイファ大学のジョナサン・ベン・ドフ教授は、今回の結果を受けて

「巻物の一部が死海地域で作成されていないことが判明したとしても、特に驚いたりはしません。大量の文書が全て現地で作成されていたと仮定するのは早計でしょう」と語っている。

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(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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