深夜のたった一人の交通警備員

投稿 ゆるさん

これは15年ほど前の体験です。

その日、真冬の12月の深夜3:10頃、島根県のある街から広島方面に4tトラックで移動していました。1時間も走っているのですが、後続車もおらず、対向車も全くいません。

雪は降っておらず積雪もなかったのですが、気温は-1度と表示されていました。




中国山地のある峠を越えるのですが、そこは対面通行のトンネルでトンネルを出ると左に大きく曲がる長い下り坂で片側2車線道路になり、路肩もありました。トンネルを出ると右の車線に工事中の赤い電灯が見えました。

左車線に寄って減速していたのですが、右の工事エリアの前に赤い誘導棒が揺れています。よく高速道路で見かける誘導ロボットかと思ったのですが、近づくと人でした。

こんなに全く車が通らないのに、こんな時間に誘導してるので不思議でした。誘導棒を上側に左右に振ってしたので、止まれの合図だと思いその人の前でトラックを止めました。左の路肩には工事車両が止まっていましたが、人は全くいません。その男は、帽子と警備員の制服は、着てましたが、反射ジャケットも 防寒服もヘルメットもつけていませんでした。




私は「何かあったんですか?」と聞いたのですが、目も合わせず顔をも向けず路肩の方を向いたまま全く姿勢も変えず、誘導棒を振っていました。

私は、直感しました。この人は、生きてないと。死んでいることの気づいてないと。

私は、すぐにトラックを発進させました。別に怖くはなかったのですが忘れられない不思議な体験です。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©StockSnap PIXABAY


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