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【昭和の珍事件】大阪の繁華街で「首なし女性の死体」降ってきた!

※下記は2019年1月の記事の再掲載です。

1973年(昭和48年)、大阪の繁華街「キタ」で「首のない女性」が空から降ってくる、という衝撃の事件が発生した。

当時の新聞によると、5月1日午前11時頃大阪府梅田の12階ビル近くの路上で、飛び降り自殺が発生。

飛び降りたのは20歳前後で薄紫のセーターに緑のスカートを履いている若い女性だった。しかし、普通の状況と違ったのは、首と胴が離れ離れになって落ちていたことである。

胴体が落下した際、路上にはタクシー車が停車しており、タクシーのボンネット部分に激突。怪我人は出なかったものの、タクシー車は大きく凹み、フロントガラスや車体は血潮で真っ赤になり、梅田の街は一時、騒然となったそうだ。




当時の新聞によると、女性の首と胴体が離れ離れになった理由は、女性は12階建てビルの屋上から飛び降りたが、地上6メートルのところで電線にひっかかり首が切断。そのまま首なしの胴体はビルのひさし部分に激突した後、タクシー上部に落下したという。

つまり、この女性は落ちる前に既に死んしまっていたのだ。

当時の新聞によると「首なし女性降る」というタイトルで記事が掲載されており、梅田ではしばらく「空から首なしの女性が落ちてきた」という話は、キタの怪談話として広まることになった。

(文:穂積昭雪 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: Imahinasyon Photography on VisualHunt.com